EIB 2022年10月月例会 開催レポート

株式会社 ファインドスター
代表取締役社長 渡邊 敦彦

ファインドスターグループの一社として、グループ全体で大切にしている事業立ち上げの成功確率を上げる4つの要素「ゼロイチ4原則」の紹介から講演は始まりました。

ファインドスターが成長を続けてきた理由としては、「ニッチなオンリーワンサービスを提供していること」「それにより特定業界の顧客リソースを創造できたこと」だと語られました。独自サービスの優位性と、適切なマーケットの選定、キャッシュポイントの設定により、安定的に事業を伸ばしてきたといいます。

次に渡邊社長は、自らの経歴とファインドスター社長になるまでの軌跡を語られました。「何かに対して本気で取り組みたい」と学生時代の経験を通して感じていた渡邊社長は、「起業家輩出」をうたうファインドスターに入社し、内藤社長（現・ファインドスターグループ社長）に学んだそうです。

その後、EC事業を立ち上げるも思うように成長せず。EC事業で成果を上げることにこだわっていた渡邊社長ですが、出資者である内藤社長からの「事業ではなく人に投資している」という言葉に、「まずは事業そのものを立てられるようにならなければ」と考え、EC事業をピボット。アフィリエイトエージェンシーを立ち上げられました。

これまでのBtoBの営業経験をもとに、「ニーズの徹底的なヒアリングと、すでにマーケットにあるものにひと手間を加えるだけで新たなマーケットを創出できる」ことを実践し証明された渡邊社長。その後はファインドスター社長だけでなく、ファインドスターグループのトップ2としても就任し、グループ経営に携わられます。

組織のトップに意識してほしいこととして、「No.2との対話を重ね、弱みを分かち合うことが大切」と語られました。認識のすり合わせや不安感を共有できる存在がいること。それは組織内だけでなく、ときには経営者仲間であることも。互いにシナジーを創出できる存在が、個人としても会社としてもかけがえのない人物であるといいます。