EIB 2022年9月月例会 開催レポート

2022年9月23日(金)、愛媛イノベーションベース(以下EIB)9月月例会を開催いたしました。

講師

株式会社 デジタルプラス
代表取締役社長
 菊池 誠晃

株式会社デジタルプラスのご紹介

「人を不幸にしないための、デジタルと」をミッションに掲げ、デジタルを基盤としたギフト事業、給与支払いサービス等のフィンテック事業のほか、GAFAメディア事業を展開されています。

株式会社デジタルプラス コーポレートページ

失敗しても、またはじめられること

学生時代のWeb制作会社を設立、その後の地元モバイルIT企業の部長として参画され、また東京の大手ネットベンチャーへの転職を経るなど、激動の20代を送られてきた菊池社長。激務により体を壊したり、身内の借金を肩代わりするなどのハードシングスに直面し続けたものの、そのたびに再起し、幾度となく壁を乗り越えてきたと語られました。

「細く長くよりも、太く短く、後悔のない人生を」という固い決意のもと、自らの事業を立ち上げるために株式会社リアルワールド(現・デジタルプラス)を創業されました。

会社立ち上げ後も、激動の連続。最速での成長を目指すも、社員と会社の価値観の相違による社内の混乱、震災などの外部要因、消費税増税による上場延期などに見舞われ、急激な成長と危機に立て続けに直面することになったと語られます。

その中で菊池社長は「たとえ個々人の能力が高くても、会社とビジョンが合っていないと会社自体が間違った方向に引っ張られてしまう」という大きな気づきを得られたといいます。幾度もの困難を乗り越えたのち、ついに2014年、念願の東証マザーズに上場されました。

しかし、その後も決して順風満帆ではなかったそうです。上場後は、事業、人材づくりの観点から、株主のための売り上げづくりに傾いてしまったことにより、黒字から一転、慢性的な赤字状態に。この状況を脱するため、2018年から抜本的な経営改革を開始、事業や社員数の大幅な縮減、徹底した選択と集中により、粗利率の改善を第一に経営を進められました。

一時は会社売却の意思決定まで行ったという菊池社長。しかし、メンターとのコーチングを通して「すべてプライドのための、単なる逃げである」ことに気付かされたと語られます。

「言い訳をして諦めると、次も同じことを繰り返す」
菊池社長は自らが「上場企業オーナー復活の象徴となる」ことを決意され、2022年に社名をデジタルプラスに変更。数字づくりでなく、事業・人材づくりを実践し、10年後も成長し続ける会社を目指して挑戦を続けておられます。

EIBでは、愛媛から日本を変える経営者を募集しています

EIBは、起業家、経営者としての成長を実現するための学びの場です。
毎月の月例会や経営者同士によるフォーラムの実施によって、オール愛媛で地域を支え、そして日本を変えていく起業家・経営者への成長を目指しています。

共に学び、成長し、挑戦を続けたい起業家・経営者の皆様、経営を志望される社会人や学生の方は、ぜひEIBにご加入ください。

EIBへのご加入はこちらから